Park &Mountain

Copyright 2003-2004(C)Amano Chikara Allright Reserved

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恋人が詩人の胸の中で眠っている



ぼくがどんなにお前を愛しているか お前には決

 してわからないだろう

なぜならお前はぼくの中で眠り そして眠ってい

 るからだ。

鋭い刃の一つの声に 追い立てられ

泣いているお前を ぼくは隠している。

 肉体と輝く星とを等しく動かす規準(ノルマ)が

すでにもう ぼくのずきずき痛む胸を刺し貫いて

いる

そして 濁った言葉が お前の厳しい精神の

翼たちを 侵してしまった。


 人々の群れが庭の中で跳んでいる

 お前の身体と ぼくの末期苦悶とを期待して

光と 緑のたてがみとの 馬に乗り

 だが 眠り続けるがいい ぼくの生命(いのち)よ。

ヴァイオリンの中の ぼくの壊れた血を 聞くが

 いい!

見よ ぼくらはまだ付け狙われている!


(ロルカ 詩集 小海 永二訳 土曜美術者出版販売より転載)


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